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人間国宝 吉田蓑助の世界 文楽人形と新内節
初文楽です。

普段の文楽公演がどういうものなのか、まったく分からないのですが、
結構盛り沢山な内容でした。

まず、吉田簑助さんによる「子宝三番叟」
人形を見ていいのか?簑助さんを見ていいのか?
まったくのド素人なので、最初は戸惑ったのですが、
曲が進むにつれて、人形の艶姿に心を奪われました。
色っぽい~~
人間が動かしてこその人形ですが、なんだか人形が独りでに動いているように見えてしょうがありませんでした。
簑助さんもお写真で拝見するよりも若々しく素敵でした。

次が簑二郎さんによる「文楽トーク」
文楽の基本的な事や、人形の使い方など楽しいお話でした。
しかし、左遣い、足遣いの人は大変だな~。
三人の呼吸がぴったり合っていないと出来ないことなんだと改めて知りました。

次が新内流し。
新内流しとは、
【富士松延治太夫さんのHPより引用】
新内節演奏家の営業法の一つ。普通2人1組となって、普通三味線の手と、それより高い調子の三味線(上調子といいます。)この2丁の三味線で合奏し三味線を弾きながら、街頭を歩いていきます。
上調子の人は小さいバチで演奏します。この2人で、あの流しの音色は奏でられます。

よばれた時のみ座敷に上がって、または屋外に立って芸を聞かせる。また、流しをすることは、修行の一つでもあった。


ここで上調子の三味線を演奏されていた方が、私と同郷の方でした。
しっとりした素敵な女性で、田舎でも三味線の教室をされているとか?
やってみようかな~(無理!無理!!)
途中で簑二郎さんによる「つめ人形」と一緒に、会場内を流す趣向でした。

次が「蘭蝶 お宮口説の段」
浄瑠璃は新内勝英太夫。
私が理解するにはまだまだ勉強不足。
浄瑠璃だけで情景とかが頭に浮かぶようになるには、どれだけ聴いたり観たりするといいのでしょうか?

最後が簑助さんによる「艶容女舞衣 酒屋の段」
歌舞伎でも、私は断然女形が好きですが、人形も女形が好きだな~と思いました。
じっと耐えるところなんて色っぽくて!!
「人形なのに。。。どうして?」と思うばかりです。


公演がある事に気が付いたのが、チケット発売開始日から2ヶ月以上経ってからだったので、2階席しか空いていなかったのですが、小ホールでの公演でしたので十分観ることが出来ました。
会場内に知っている方の顔が多くて驚いた公演でもありました。
やはり三味線の方が同郷の方だったからかもしれません。
隣に座っていた10歳くらいのお嬢ちゃんが、途中で船をこぎだしたのには笑ってしまいましたが、そんな子供でも簑助さんの人形には目を奪われていたようです。



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ミンミン
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comment
文楽と新内流し
ミンミンさん
文楽をご覧になられたとか。勉強家なんですね。
演目中、私が歌舞伎で観たのは、【酒屋】だけです。
~今頃は~半七つあ~ん・・・~去年の秋の患いに・・坂田藤十郎の扇雀時代の、お園をみました。

文楽は99年に国立文楽劇場で【新口村】を見ました。
人形の遊女梅川を見て「あ~あ玉様の梅川が見たいね」
どうしても、そっちの方に行ってしまう私は、文楽落第生?

新内と云えば、昭和51年4月の明治座。
【沓掛時次郎】一宿一飯の恩義から、なんの恨みもない三蔵を斬った時次郎(猿之助)が三蔵の女房お絹(玉三郎)と子供太郎吉を、追っ手から二人の身を守るため、連れて旅に出る。

やくざ稼業に懲りた時次郎は、お絹と二人で新内流しを
やり各地を転々と・・この時の玉様、手拭の端を口でちょっと噛んでの吹流し、三味線弾きながらの旅姿!綺麗でしたよ~劇評に「玉三郎はあまりに美しくて色気があり、江戸の女に見える」

逆に猿之助は、颯爽としてないのが、田舎のやくざらしい風体だって。

結局この旅の疲れでお絹は、死んでしまうんです。
泣かされましたよ~このお絹さん・・・

喜の字時代、この可哀想な太郎吉を演じたそうで、その時の時次郎が島田正吾。玉様の舞踊公演のパンフに、島田正吾の言葉が載ってます。

「大詰で一人ぼっちになった太郎吉を、背中におぶった時
あまりの軽さにびっくり。こんなか細い華奢な子供が、果たして厳しい芸能界で生きていけるのかと、心配でした」

大人になった玉様、世界に羽ばたく玉様、歌舞伎界の立女形として君臨する玉様。島田さん、きっと感慨無量だったことでしょうね。
2006/10/27 11:13 | | edit posted by みよ吉
★みよ吉さん。
ちょうど11月の国立文楽劇場に簑助さんが出演されるんですよね?
玉様公演の時に観ようかな~~と思っているところです。

>手拭の端を口でちょっと噛んでの吹流し、三味線弾きながらの旅姿!綺麗でしたよ~

猿之助さんと玉様の新内流し!!
凄くお似合いだと思います!
このお二人だと雰囲気があるでしょうね~v-10

島田正吾さんのお話しありがとうございます。
お亡くなりになったのはとっても残念ですが、生前は玉様の成長を目を細めてご覧になっていたんじゃないのでしょうか?
2006/10/27 20:33 | | edit posted by ミンミン
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